ヤング・スーパーマン 原題 SMALLVILLE
2001年10月16日、アメリカのワーナーブラザース系にて放送開始。
放送前から評判が高く、10月16日のプレミア放送は大成功。ワーナーブラザーステレビとして過去最高の視聴率(全ネットワークで4位6.7%/このときの最高視聴率番組はThe
Guardian 10.5%・詳しくはこちらをどうぞ)をたたき出し、プレミア放送開始直後800万人だった視聴者は放送ラストには900万人に増加。特に18歳から34歳までの年齢層の視聴率が高かった。
また次の回の放送もバフィー、エンジェル、ロズウェルを抜く勢いだった。
SMALLVILLEの企画はワーナーブラザーステレビの社長ピーター・ロスが、アルフレッド・ガフ & マイルズ・ミラーコンビに「スーパーマンの少年時代の話はどうだろう」と提案したことから始まった。これまでのスーパーマン伝説と一線を画すためにスタッフ達はリアリティと空想の境界線を工夫した。
そのひとつが「No Flights, No tights - 飛ばない、変身しない」という基本コンセプトだ。
主人公クラーク・ケントはまだ能力が開花する途中で、それを隠しながら学園生活を送っていく。実は飛ぶシーンはとあるシーズンに入れられたが、おなじみのスーパーマンのコスチュームは最後まで着ないだろうと言われている。どうも著作権絡みの事情もあるらしい。そのためSMALLVILLEではクリプトン星やクラークの本当の両親の具体的な描写はでてこない。
また、これまでのスーパーマンの物語やコミックでは、地球に落ちてきたのはクラークが乗せられていた宇宙船一隻だけだったが、SMALLVILLEでは隕石群とともに宇宙船が降りてきたことにした。一隻だけでは追跡方法が発達した現代において無理があり、隕石群に混じっての到来ならNASAも軍もFBIも気がつかないだろう、という考えからだ。
そしてそのアイディアによって、異変が多く起きる原因のクリプトナイトをスモールビルの町の中に違和感なく登場させ、クラークが恋をするラナ・ラングや成長後に宿敵となるレックス・ルーサーとの因果関係をうまく作ることにも成功した。
「人生は旅のようなもの」だというのがテーマのひとつ。
これはエグゼクティブプロデューサーのアル & マイルズがインタビューで答えており、エピソードの中でも言及されたことがある。
シーズン5ではシーズン4で振るわなかった視聴率を取り戻し、再度WBテレビの木曜日同時間帯の視聴率記録を塗り替えた。物語も大きく動き出した。2006年9月28日からWBとUPNが合併し新たに作られたthe CWという局に移行。なお番組を立ち上げたプロデューサーのアルフレッド・ガフ & マイルズ・ミラーコンビはシーズン7で降板。シーズン8からはメインキャストにも大幅な変更があった。シーズン9でも重要メンバーがレギュラー降板、シーズン10ではゲストとしていくつかのエピソードに出演予定。
放送曜日が金曜のゴールデンタイムとなっても、全ネットワーク内で低空飛行ながら安定した視聴率を保っており、CW内ではフラッグシップ番組であった。
2010年9月24日からシリーズファイナルのシーズン10放送。視聴率は良好。2011年5月13日に二時間のファイナルエピソードが放送された。
2012年4月からDCコミックスにてSMALLVILLE season11のコミックが順次発売されている。
世界でもSMALLVILLEは大変な人気で、特にフランスでは、毎年開かれるジュールベルヌフェスティバルにSMALLVILLEのキャストたちが招待され、大変な人気となった。
シーズンが進むにつれて物語は奥深くなり、クラークの出生の秘密やレックス親子の確執、ラナやクロエの恋の行方などなど、見ごたえ抜群!また、グリーンアロウを筆頭にジャスティスリーグの面々との協力場面も増え、アメコミと比較して見る楽しみも。
さらに細かいお話は、各コンテンツからお選びください。詳細なネタばれはしていません。

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